慣れ親しんだ場所で、
穏やかな時間を過ごしていただくために

30年前ごろまでは日本人の死因の1位は脳血管疾患であり、自宅で最期を迎えることは決して珍しいことではありませんでした。45年前までは半数以上の方が自宅で最期まで過ごされていました。

しかし、今では病院で最期を迎える方が80%以上となり、自宅で最期まで過ごされる方は約12%(がんの方に限れば約6%)まで少なくなりました。

いつからか私たちは最期は病院ですごさなければならないと思うようになってしまったようです。それは様々な症状が出現するがんが死因の1位になったことも一因かもしれません。

たとえがんであっても、ご本人の希望とご家族の気持ち、そして必要な医療の支えがあれば、生まれ育ち、住み慣れ親しんだ我が家で最期のときまで穏やかに過ごすことは可能です。

自分自身が住む地元でそんな方々のお手伝いをしたい。
安心して最期の時をすごせるようにお手伝いしたい。
そんな気持ちをもって平成25年春開業しました。

医師一人の小さな診療所ですが、患者さん一人ひとりに応じた緩和ケアを地域の多職種の方と連携をとりながら提供していきたいと思っています。まずはご相談ください。

藤野在宅緩和ケアクリニック 院長 石橋了知